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2007年9月11日 (火)

中西元男 小布施ッション#73

今回の小布施ッション。ゲストスピーカーは中西元男さん。
ブリジストンやINAX、松屋銀座などのブランドデザインを
手がけたPAOSというグループを立ち上げた方。

しばらく前に西新宿定点撮影映像写真展が開催されるのを
知りました。その当時から中西さんはずっとかかわり続けて
こられてそうです。しかも、西新宿定点撮影のカメラポジションや画角を
決定したのは山田脩二さんとのこと。
数年前の小布施ッションの記憶もよみがえります。

お話の冒頭でバウハウスに刺激を受けたこと。
桑沢デザイン研究所で山田脩二さんたちと同年だったことなどを話されました。
特にヴァルター・グロピウス[Walter Gropius]の
「デザインはあらゆる分野の共通公分母である」
という言葉には強く触発されたそうです。

そんな中デザインを学びながら、デザイナーが美しいカタチを
描いたり、モデルを作ったりすることはできても、現実に
それらを製造・販売したりする意思決定者は、企業などのトップ
であることが多く、、これらの意思決定者に理解される
デザイン理論や手法を生み出すことも重要な仕事ではないか
と考え始めたとのこと。

お話の中でも、自分自身のデザインについて語ることは出来ても
「デザインとは何ぞや?」という問いに答えられないデザインーが
あまりにも多きことを言っていました。

ベネッセや松屋銀座、INAXなどの事例を話される中で
画面に映し出された膨大なメモや、フローなどは
その物量を見るだけで圧倒的な何かも感じさせるものでした。
本来的には、デザインも地道な作業の積み重ねから生み出される
モノなのだと思います。さまざまなヒアリングや検討、ビジョンの共有から
外へのアプローチの手法、ビジネスモデルなど入念かつ地道な
作業の積み重ねから、アウトプットされるものをこそデザインと
呼ぶべきなのかもしれません。

目を引くアウトプットや、そのアプトプットを生み出す瞬間的な作業にのみ
関心を持っているのが現状なのかもしれません。
私自身も小布施で働きはじめて、小布施の奥深さを感じる日々です。
その膨大な歴史と知のが埋蔵されていてこそ、豊かなものを芽吹かせる
ことが出来るのでしょう。

「あるものを如何に引き出すか」という点にばかり目が行き
「あるものを如何にあふれさせるのか」という見方のほうが
重要なのだろうと思います。

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小布施ッション http://www.obusession.com/
 

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